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檄(げき)を飛ばす
「檄を飛ばす」は、「人々を大急ぎで呼び集める」というのが本来の意味。
「7月の売上倍増が目標だと、部長がみんなの前で檄を飛ばした」というように、「叱咤激励する。発破をかける」の意で使う人が増え、それが定着している
浮足立つ
「浮足立つ」は、「恐れや不安などを感じて、逃げ腰になる。
落ち着きがなくなる」の意で「解散の気配に、議員たちは浮足立った」などと使う。
しかし「明日から夏休みなので、工藤君は浮足立っている」のように、人がうきうきした様子を指すのに、使われている場合がある
世間擦れ
「世間擦れ」は、「世の中でもまれて社会の裏表を知り、悪賢くなること」をいう。
「彼女は箱入り娘だったから、いささか世間擦れしたところがある」などと、「世間離れしている」「世間知らず」の意味で間違って使われている耳障り「障る」には「さしつかえる。
じゃまになる」という意味があるので、「耳障りだ」とは言うが「耳障りがいい」というのはおかしい。
最近は、「耳触り」の意で、「耳触りがいい響き」などと使われているが、これにも違和感があるという向きも多い
すべからく~
すべからくは「須く」と書き、「学生はすべからく勉強すべし」「女性はすべからく貞淑であるべし」などと「~べし」と対で使われ、「当然」「ぜひ」の意味。
語感からか、「すべて」「全部」の意で誤用される
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